2007/09/18(火)
最終面接で内定をもらう』
彼女は結局深夜2時から5時まで居間で読書をしていたらしい。
アトピー性皮膚炎なのか、花粉症から来る皮膚炎なのか、
原因は定かではないが、毎年夏の間は目と肌が苦しそうだ。

9時まで寝坊してしまう。とても眠いのに加えて、
何故か喉が痛い。やはり風邪をひいてしまったのか。
それとも衣服の整理で埃にやられてしまったのか。
とにかく今日は4時から面接で、人生を左右する1日となる。
もし落選した時に僕はどれだけのショックを受けるのだろう。
気持ちが決まっているだけに、相当なものを覚悟しなければ。
11時に彼女を駅まで車で送り、面接の下準備。
とは言っても、もうこの期に及んでは自然体で行くしかない。
薬を1錠飲み、精神の安定だけをはかればそれでいい。
わからないことはわからないのだ。開き直りも必要だ。

Prefab Sproutを聴きながら、物思いに耽る。
この5ヶ月「働くこと」をメインテーマに生きてきた。
そこでわかったのは、「働くことは生きること」ということだ。
つまり働かなければ生きていけないということ。
働くということを究極的に考えていけば、それはとどのつまり、
生きていくことと直結する。
なので、これから僕が新しい職場で働くということは、それは
新しい生き方に臨むということで、そこに大きなエネルギーがかかる。
それに順応できるかどうかにかかっているのだけれども、
僕はもう2度と失業したくはないので、
絶対に自分からは会社を辞めたりはしないと心に固く誓っている。
もうどんなことがあろうと、死ぬまでしがみつく覚悟はできている。
地獄を見た男の強さはそういう時にこそ発揮すべきだと思う。

そういえば数日前、掃除をしていたら、2年ほど前のリフォームの際に
行方不明になっていた鉄腕アトムの小さな人形をソファの陰から発見した。
彼女はその発見にとても喜んでいた。これは何かいいことがあるかもしれない。

カップラーメンを昼食に食べる。
だんだんと落ち着かなくなってきたし、
おまけに何だか今日は頭が回らないような気がしてきたので、
「検索ちゃん」を見て頭の体操を。でもダメだった。
外は快晴だって言うのに、何だか気分が優れない。
こんな気分で面接は大丈夫だろうか?

4時から面接。というよりも説明会といった雰囲気。
すでにもう入社を前提にしたような説明が続き、
質問を求められても懇切丁寧に説明済みなので、何もない。
これを消極的ととられたらどうしようかとも考えた。
でもないものはないし、何だかすでに合格しているような錯覚を
僕自身もしていたので、大船に乗ったような気持ちで終了。
安心していてはいけないのだろうが、おそらく大丈夫という印象。
1時間弱で終了した最終面接の結果は、遅くても20日までという。
それまでが辛抱だし、もし落選したときのショックも考慮しておこう。
10月からは失業手当も出ないし、また1からのやり直しはきつい。

5時過ぎに一旦帰宅し、6時に実家へ。
自転車を停めようとしたところ、さっそく広告会社から携帯に電話があった。
何だか担当者の口調が暗い感じだったので「もしや落選?」と
固唾をのんだ結果、見事合格。
でも飛び上がって喜んだわけではなかった。
これからのことを考えると素直に喜べなかった。
おまけに担当者の一言がそれに輪をかけた。
「くじけないでくださいね」
これはいったいどういうことなのだろうか?
今までに多くの人が「くじけた」のだろうか?
その言葉に僕は思わず「それほどハードなのでしょうか?」と訊いた。
担当者は「来年初頭の繁忙期までにしっかり仕事を覚えてもらわないと」
というような趣旨のことを返答した。
妹が帰宅し、甥と母との4人で夕食をいただく。タラのフライ。
母は元気そうで少し安心した。パソコンのゲームでしばし遊んだ。
家族は僕がきちんとした会社から内定をもらったことで喜んでいた。
9時に帰宅し、彼女を迎えに行った。彼女も「おめでとう」と言ってくれた。
「検索ちゃん」を2本見て、12時に就寝。

ただ、こんなにスムーズに内定をもらってもいいのだろうか。
しかし精神や肉体をリラックスした途端に、すべてが好転している。
面接でも奇をてらったり、必要以上に自分をアピールすることなく、
自分そのままで肩肘張らない会話を心がけた。
もっと僕は自分に自信を持っていいはずだ。
そしてもっと自分のことだけを考えていいはずだ。
過去や未来のことを考えるのは時間の無駄だ。
「今、この瞬間」のことだけを考えるようにしよう。
この先、どんな困難が待ち受けていようとも、戦って行くしかない。
もう失業生活は2度とごめんだ。












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