2007/07/07(土)
朝6時に実家のベッドで目が覚めた。また早朝覚醒だ。
再び寝ようとしたが、頭の上にある掛時計がうるさくて、
そのチクタクという音が気になって仕方がない。
他の部屋に時計を移動させてまたベッドに戻った。
よく考えればこのベッドは、僕の前妻が寝ていたベッドだった。
下に荷物が入れられるように空間が開いたパイプベッド。
それを今は妹と甥が毎晩就寝用に使い、今朝は僕が目覚めた。
過去は過去、今は今。そこに関連性はない。
あるのは僕の中にある不確かな記憶だけだ。
再び寝ようとしたが、何だか悪いことばかり考えて眠れない。
社長に直談判してあっさりダメだと言われたら、
僕はどういう気持ちになるのだろうか。
また落ち込んで、回復まで時間がかかってしまうのだろうか。
8時に母が起きる音が聞こえた。
またテレビをつけていた。それがまたうるさくて眠れない。
半分眠って半分起きた状態で8時半過ぎに居間に行った。
母がしきりに朝食を勧めてきたが、まるで食欲はなかったし、
毎朝バナナを朝食にとっていたので、パンは少し胃に重かった。
ぼんやりとテレビを見ていた。
あまりにも眠りが浅かったので頭が朦朧としていた。
このまま何もせずに自宅にもどろうかとも思った。
ただそこには彼女がいるはずだった。
逃げているわけではないが、何だか気まずかった。
そこで実家でシャワーに入ってから帰ろうと思った。
案外入ってみると気分はスッキリした。
初めてよその家でお世話になっていると感じた瞬間だった。
完全に目覚めたのでトーストをご馳走になった。母親にも感謝だ。
妹が帰ってくる前に自宅に戻ることにした。
甥と遊ぶには辛過ぎたし、自分のことを考えたかった。
自転車で5分ほどの自宅に戻ると、案の定、彼女は寝ていた。
居間のカーテンを開けたが何もする気が起きなかった。
やはり寝不足だった。
居間のカーペットとソファーの上で12時頃まで二度寝した。
途中で起きてきた彼女にどうして実家に泊まったのかを説明した。
彼女は案外普通に会話が出来る状態だった。
少し安心した。僕の考え過ぎだった。
1時にお腹がすかないが、バナナを食べて妙な一日がやっと始まった。
完全に目が覚めてきたのは、温泉から帰ってきた妹が
甥とタイヤの空気を入れに来た時だ。
これから祖母の所に行くらしい。妹の体力には驚く。
一方、母は聞くところによると、かなり機嫌が悪いらしい。
妹が甥を連れて温泉に行ったことが面白くないらしい。
この性格は何とかしなくては。
さて、僕は今日何をすべきかを考えた。やはり結論はひとつ。
社長に一刻も早くお願いすることだ。
社長は明日は休むらしいことを元上司から聞いていた。
ということは今日は出勤だ。
しかし電話を取り次いでくれるはずの総務部は今日はお休み。
どうやって社長に連絡を取ればいいのか、ひたすら考えた。
そして会社内の週末の状況を聞こうと元同僚に相談することにした。
しかし彼は不在だった。
昨日のイベントで疲れて休んでいるのだろう。
僕だけが周囲の人々を振り回しているのだ。
諦めかけた瞬間、彼から折り返し電話があった。
とても丁寧に親身に相談に乗ってくれた。
本当にすごい男だ。尊敬に値する。
いつも冷静に物事を判断でき、人間的にも器が大きい。
頼りになる男だった。
でも僕はただうろうろするだけのしがない男でしかなかった。
この部分をこれから自分なりに改善して行こうと心に決めた。
彼女も寝室にこもって悶々としている僕が心配だったらしく、
声をかけてくれた。
「考えてばかりいても仕方ないじゃない」
その言葉に刺激され、まずは担当者に電話することにした。
僕の知らない男性が電話口に出て、彼の不在を告げた。
僕は「昨年までそちらでお世話になっていた」ことを告げ、
直に社長への取り次ぎを依頼した。
社長はいた。そしてかなり上機嫌だった。
単身赴任の社長の元に奥さんが来ていることは知っていた。
それも連絡するタイミングの一つの大きな要素だった。
ついにここまで来た。
僕は会って話したいと言う意味で
「お時間いただけますか」と切り出させていただいたが、
「何?どうした?どういうこと?」との返答に、
思いの丈を一気にまくしたててしまった。すべてを話したのだ。
社長は思いのほか、冷静に対応してくれた。
頭ごなしにNGとは言わなかった。それだけでもありがたかったが、
やはり「ピンと来ない」と言われていた。
最終的には部長と相談してくれるとのことで電話を切った。
連絡は部長からとのことだった。
これがダメならもう後がない。自ら退路を断ったかたちだ。
彼女にも「もうお願いしちゃったの?他はどうするの?」と言われた。
僕の中での第一優先は前々職への復職だったので、
行動に迷いが無い旨を告げると、
彼女は納得したかのように再びいつものように編み物を再開した。
5時に部長が帰ってくるはずだったが、
6時になっても何も連絡をいただけなかったので、
彼女と車で買い物に出かけることにした。
ティッシュを安売りしているスーパーに行き、
少し離れたおいしいパン屋さんに行き、
近所のスーパーでトイレットペーパーなどを僕のお金で買った。
夕食に僕の好物のビーフンを作ってもらった。
「受けたい授業」のテレビで楽しんだ。
ジェットコースターのような一日だった。
よく考えれば今日は失業してから2ヶ月を経過した日だった。
そして七夕だ。1年に1度会える日。
僕は直談判という大きな賭けに出た。結果はどうなることやら。
ただ祈りを捧げるだけだ。
そして僕は全身全霊をかけてこれから仕事に邁進する。
彼女に求婚する。子供をすぐに作る。一生懸命生きる、働く。
二度と今の僕のような状況にならないように、
死にものぐるいで生きるのだ。
そんな僕の気持ちが伝わったのか、
ベッドの中では妙なコミュニケーションが生まれた。
編み物で肩が凝っていた彼女の肩を僕はマッサージした。
胃も痛いというので背中も揉んだ。
すると彼女は珍しくキスしてきた。そして甘えてくる。
僕ができることはやさしくするくらいしかなかった。
それが彼女に到達しているのだろうか。
明らかに彼女の僕への接し方が違う。
とても実家に帰ると言っていた人とは思えない。
再び寝ようとしたが、頭の上にある掛時計がうるさくて、
そのチクタクという音が気になって仕方がない。
他の部屋に時計を移動させてまたベッドに戻った。
よく考えればこのベッドは、僕の前妻が寝ていたベッドだった。
下に荷物が入れられるように空間が開いたパイプベッド。
それを今は妹と甥が毎晩就寝用に使い、今朝は僕が目覚めた。
過去は過去、今は今。そこに関連性はない。
あるのは僕の中にある不確かな記憶だけだ。
再び寝ようとしたが、何だか悪いことばかり考えて眠れない。
社長に直談判してあっさりダメだと言われたら、
僕はどういう気持ちになるのだろうか。
また落ち込んで、回復まで時間がかかってしまうのだろうか。
8時に母が起きる音が聞こえた。
またテレビをつけていた。それがまたうるさくて眠れない。
半分眠って半分起きた状態で8時半過ぎに居間に行った。
母がしきりに朝食を勧めてきたが、まるで食欲はなかったし、
毎朝バナナを朝食にとっていたので、パンは少し胃に重かった。
ぼんやりとテレビを見ていた。
あまりにも眠りが浅かったので頭が朦朧としていた。
このまま何もせずに自宅にもどろうかとも思った。
ただそこには彼女がいるはずだった。
逃げているわけではないが、何だか気まずかった。
そこで実家でシャワーに入ってから帰ろうと思った。
案外入ってみると気分はスッキリした。
初めてよその家でお世話になっていると感じた瞬間だった。
完全に目覚めたのでトーストをご馳走になった。母親にも感謝だ。
妹が帰ってくる前に自宅に戻ることにした。
甥と遊ぶには辛過ぎたし、自分のことを考えたかった。
自転車で5分ほどの自宅に戻ると、案の定、彼女は寝ていた。
居間のカーテンを開けたが何もする気が起きなかった。
やはり寝不足だった。
居間のカーペットとソファーの上で12時頃まで二度寝した。
途中で起きてきた彼女にどうして実家に泊まったのかを説明した。
彼女は案外普通に会話が出来る状態だった。
少し安心した。僕の考え過ぎだった。
1時にお腹がすかないが、バナナを食べて妙な一日がやっと始まった。
完全に目が覚めてきたのは、温泉から帰ってきた妹が
甥とタイヤの空気を入れに来た時だ。
これから祖母の所に行くらしい。妹の体力には驚く。
一方、母は聞くところによると、かなり機嫌が悪いらしい。
妹が甥を連れて温泉に行ったことが面白くないらしい。
この性格は何とかしなくては。
さて、僕は今日何をすべきかを考えた。やはり結論はひとつ。
社長に一刻も早くお願いすることだ。
社長は明日は休むらしいことを元上司から聞いていた。
ということは今日は出勤だ。
しかし電話を取り次いでくれるはずの総務部は今日はお休み。
どうやって社長に連絡を取ればいいのか、ひたすら考えた。
そして会社内の週末の状況を聞こうと元同僚に相談することにした。
しかし彼は不在だった。
昨日のイベントで疲れて休んでいるのだろう。
僕だけが周囲の人々を振り回しているのだ。
諦めかけた瞬間、彼から折り返し電話があった。
とても丁寧に親身に相談に乗ってくれた。
本当にすごい男だ。尊敬に値する。
いつも冷静に物事を判断でき、人間的にも器が大きい。
頼りになる男だった。
でも僕はただうろうろするだけのしがない男でしかなかった。
この部分をこれから自分なりに改善して行こうと心に決めた。
彼女も寝室にこもって悶々としている僕が心配だったらしく、
声をかけてくれた。
「考えてばかりいても仕方ないじゃない」
その言葉に刺激され、まずは担当者に電話することにした。
僕の知らない男性が電話口に出て、彼の不在を告げた。
僕は「昨年までそちらでお世話になっていた」ことを告げ、
直に社長への取り次ぎを依頼した。
社長はいた。そしてかなり上機嫌だった。
単身赴任の社長の元に奥さんが来ていることは知っていた。
それも連絡するタイミングの一つの大きな要素だった。
ついにここまで来た。
僕は会って話したいと言う意味で
「お時間いただけますか」と切り出させていただいたが、
「何?どうした?どういうこと?」との返答に、
思いの丈を一気にまくしたててしまった。すべてを話したのだ。
社長は思いのほか、冷静に対応してくれた。
頭ごなしにNGとは言わなかった。それだけでもありがたかったが、
やはり「ピンと来ない」と言われていた。
最終的には部長と相談してくれるとのことで電話を切った。
連絡は部長からとのことだった。
これがダメならもう後がない。自ら退路を断ったかたちだ。
彼女にも「もうお願いしちゃったの?他はどうするの?」と言われた。
僕の中での第一優先は前々職への復職だったので、
行動に迷いが無い旨を告げると、
彼女は納得したかのように再びいつものように編み物を再開した。
5時に部長が帰ってくるはずだったが、
6時になっても何も連絡をいただけなかったので、
彼女と車で買い物に出かけることにした。
ティッシュを安売りしているスーパーに行き、
少し離れたおいしいパン屋さんに行き、
近所のスーパーでトイレットペーパーなどを僕のお金で買った。
夕食に僕の好物のビーフンを作ってもらった。
「受けたい授業」のテレビで楽しんだ。
ジェットコースターのような一日だった。
よく考えれば今日は失業してから2ヶ月を経過した日だった。
そして七夕だ。1年に1度会える日。
僕は直談判という大きな賭けに出た。結果はどうなることやら。
ただ祈りを捧げるだけだ。
そして僕は全身全霊をかけてこれから仕事に邁進する。
彼女に求婚する。子供をすぐに作る。一生懸命生きる、働く。
二度と今の僕のような状況にならないように、
死にものぐるいで生きるのだ。
そんな僕の気持ちが伝わったのか、
ベッドの中では妙なコミュニケーションが生まれた。
編み物で肩が凝っていた彼女の肩を僕はマッサージした。
胃も痛いというので背中も揉んだ。
すると彼女は珍しくキスしてきた。そして甘えてくる。
僕ができることはやさしくするくらいしかなかった。
それが彼女に到達しているのだろうか。
明らかに彼女の僕への接し方が違う。
とても実家に帰ると言っていた人とは思えない。
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